年齢問わず多くの方が悩まされている腰痛の代表的な原因とは?詳しく解説

年齢問わず多くの方が悩まされている腰痛の代表的な原因とは?詳しく解説

腰痛といえば不特定多数の方が悩まされている疾患の代表的なものではないでしょうか。痛みを感じてから治療をされている方もいらっしゃいますが、大切なことはその原因について知ることです。そこで今回は、腰痛の代表的な原因についてご紹介いたします。

特異的な腰痛

腰痛の中でもその原因について特定が可能なもののことを『特異的』と表現します。実は腰痛と呼ばれる症状のほとんどが原因不明であることが多く、その中でも原因の特定に至る特異的な腰痛は珍しい部類に入ります。

原因が判明しているということは治療方法についても具体的なので、取り組み方も明確です。特異的な腰痛の代表例は以下のとおりです。

腰椎椎間板ヘルニア

腰痛の中でも最も有名といっても過言ではない疾患です。症状が出てしまう原因ですが、背骨はいくつもの骨が連なって構成されているのですが、その隙間にクッション材のような役割となる椎間板が存在しています。

その椎間板が何らかの原因により潰されることで、中身となる髄核(ずいかく)がはみ出てしまい、その結果髄核が神経に触れてしまうことで痛みやしびれを感じてしまうというものになります。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

背骨の中には脊柱管と呼ばれる管が存在しており、その中には神経が通っています。加齢とともにその脊柱管が狭くなっていき、最終的に神経に触れてしまうことによってしびれや痛みなどの症状が慢性的に出るようになってしまうのです。若い方でも発症することはあるものの、基本的には40代以上の方に多く見受けられる疾患となります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症というのは、骨に関する疾患です。通常は骨密度が充実しているのですが、加齢によってカルシウムが流れてしまい、骨密度が減少することで骨折しやすくなってしまうのです。これは骨全般が対象となるものなので、腰椎などの腰周辺の骨で発生した場合に、骨折により神経が圧迫されて痛みなどの症状が出てしまいます。

非特異的な腰痛

原因を特定できない腰の痛みのことを『非特異的』といいます。多くの腰痛がこちらに該当します。原因がわからないとなると治療もピンポイントで行うことが難しく、症状が長続きしてしまいがちです。ただし、状況的な原因として考えられるものとしては以下が挙げられます。

労働環境よるもの

腰に負担が大きい労働環境であった場合に、腰痛の症状が出てしまいがちです。たとえば運送業などのように重いものを持ち運ぶ動作が多い場合だと、どうしても腰に対する負担が大きくなってしまうので通常よりも腰痛になりやすいと言えます。また、デスクワークの場合でも長時間同じ姿勢が続いてしまうため、意外と腰に対して負担になってしまいます。

生活環境によるもの

意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、精神面が原因となる腰痛もあると考えられています。職場などでの人間関係をはじめ、ストレスを感じることで腰痛症状が出てしまったり、その症状が長期的になったりしてしまうことがあるのです。

女性特有の原因

女性にしかない腰痛の原因となる状況があります。代表的なものとしては以下となります。

生理によるもの

個人差はありますが、生理痛の影響により腰痛が発生してしまうことがあります。生理の状態では子宮においてプロスタグランジンが分泌されるのですが、それが子宮内に留まってしまったり、過剰に分泌されたりすることで腰痛の症状につながってしまいます。また、骨盤周りにも痛みを感じるというのが特徴です。生理のたびに腰痛の症状が出るかどうかが変化しますが、タイミングがあっているという場合にはわかりやすい原因と言えるでしょう。

妊娠に伴うもの

妊娠をすることで当然お腹が大きくなりますが、自然とお腹をかばうようにして背骨が前傾姿勢になってしまいがちです。正常な状態ではないため、その状態が続くことで支点となる腰部分に痛みを感じるようになってしまうのです。また、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌によっても腰や背骨に対する負担が大きくなる形となり、腰痛になってしまうことがあります。

腰の筋肉強化で予防が可能

非特異的な腰痛に関しては、特に予防が大切です。普段から腰に対して負担がかからないように意識することによって、発生を遅らせることや発生自体を抑制することが可能となるでしょう。腰周辺の筋肉強化に効果的なトレーニングですが、自宅で行うあるいはジムで行う、のいずれかになります。

自宅で気軽に行う場合ですと、『ハムストリングスのストレッチ』などが挙げられます。足を腰幅に広げた状態から、太ももの裏側を伸ばすようにして左右交互に行うストレッチです。立った状態で行うトレーニングで、一畳ほどのスペースがあればどこでもできるので自宅以外でも取り入れることが可能です。その他にも多数ありますので、お好みに合わせてチョイスするといいでしょう。

トレーニングの習慣や経験がないという方であれば、まずはジムでのトレーニングがおすすめです。現在の腰周辺の筋肉状態の把握をはじめ、どのようなトレーニングが最適なのかについてもアドバイスをもらうことが可能なので、安心ですし確実でしょう。セルフトレーニングを始める前に正しい情報やフォームを知ることができるという意味でも大切です。

まとめ

腰痛は原因が特定できるものもありますが、そのほとんどが原因不明であるという厄介な疾患です。症状を感じた際には、まず今回ご紹介した内容を参考にしつつ病院での診察も必ず行うようにしましょう。また、腰の筋肉を強化することによる予防もとても大切です。

「SHUTUP&SQUAT」では、オーダーメイドトレーニングを行っておりますので、腰回りを中心にしたトレーニングも大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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