多くの人を悩ませるつらい肩こりの原因が知りたい!運動との関係は?

多くの人を悩ませるつらい肩こりの原因が知りたい!運動との関係は?

パソコンやスマートフォンが普及し画面を見つめる機会が増えた現代では、多くの人が肩こりに悩まされています。なぜ画面を長時間見続けると、肩こりの症状が現れるのでしょうか。この記事では肩こりの原因について解説します。

人間はもともと肩こりしやすい!

人間は二足歩行の動物ですが、そもそもこの体のつくりが首や肩に負担をかけやすいといわれています。人間の頭は約5~6kgくらいありますが、それを支えているのが首や肩の筋肉です。体を起こしているだけでも知らず知らずのうちに、肩に負担がかかっているのです。

首や肩の筋肉は頭を支えるために、絶えず緊張状態を保っていることになります。すると筋肉の中に疲労物質がたまり、筋肉が固くなっていきます。これがいわゆる肩こりです。疲労物質が蓄積して末梢神経を傷つけると、痛みにつながることもあるので放置のし過ぎには注意が必要でしょう。

また日本人は欧米人に比べて体に対しての頭が大きく、肩は華奢な構造をしています。そういったことからも、日本人はとくに、肩こりに悩まされやすいということがわかるでしょう。

肩こりの主な原因は4つ

人間はもともと肩こりに悩まされやすいということがわかりましたが、何気ない生活習慣が肩こりの悪化につながっているかもしれません。ここでは肩こりの主な原因を4つ紹介しますので、自分の体の状態と比べてみてください。

姿勢の悪さ

もともと猫背気味の方は、姿勢の悪さが肩こりの原因となっている可能性があります。姿勢が悪くなると肩回りの血流が悪くなり、酸素が運ばれにくくなります。すると疲労物質がたまりやすい状態となり、筋肉が固くなって肩こりを引き起こしてしまうのです。

また猫背気味だと重心が前にかかっていることが多いのですが、体がバランスを修正しようとして肩や腰に負担をかけてしまうということも懸念されます。

ストレス

私たちの体は自律神経という神経によってコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経という2種類の神経があり、それぞれ正反対の働きをしています。交感神経はストレスを感じて緊張状態にあるとき、副交感神経はリラックスして休養しているときに働きます。

ストレスを感じていると交感神経が働いている状態が続くので、筋肉は常に緊張状態です。すると疲労物質がたまっていき、肩こりを引き起こしてしまいます。ひどい肩こりがまたストレスにつながっていくという悪循環にもなりかねないので注意しましょう。

目の疲れ

スマートフォンやパソコンの画面を見つめていると、長時間同じ姿勢になってしまいます。またスマートフォンなどを使用しているときは無意識に下を向き、背中を丸めたような姿勢になっている方が多いでしょう。長時間にわたりこのような姿勢を続けていると、筋肉への血流が悪くなり肩こりの原因となります。

またスマートフォンなどの画面から出ている光が目に入ると、交感神経が働き目の筋肉が緊張状態となります。目の筋肉と肩や首の筋肉は距離が近いため、肩回りの筋肉まで緊張させてしまうのです。

加齢

人間の体は重い頭を支えながら二足歩行を保つ必要がありますが、そこで重要な役割を果たしているのが背骨です。背骨は骨と骨の間に椎間板という組織があり、クッションのような役割を果たしてくれています。ところが歳を重ねると徐々に椎間板が固くなっていき、神経を刺激して痛みが生じるのです。

これは頸部脊椎症と呼ばれ高齢者に多く見られる症状ですが、肩こりになる原因のひとつとされています。また高齢になると血管そのものが固くなり血流が悪くなるため、全身の筋肉に疲労物質がたまりやすい状態にもなります。

適度な運動が肩こり予防に効果的!

多くの人を悩ませる肩こりですが、実は軽い運動を行うだけでも改善する可能性があります。ここでは肩こりに対する運動の効果について解説します。どのような運動をするべきかを紹介しますので、参考にしてください。

共通点は血流が悪いこと

肩こりの原因はいくつかありますが、共通しているのは血流が悪くなっているということです。体を動かすという行為自体が血流を良くする効果がありますので、肩こりに悩まされている方は意識的に体を動かすようにしてみましょう。

また運動を続けていくことで筋肉量が上がり、柔軟性が向上します。そうすると筋肉中の血液の流れが良くなるため、肩こりの予防効果は持続します。運動はストレス解消にも効果的です。

肩こり予防に効果的な運動

肩こり予防に重要なことはとにかくこまめに体を動かすことですので、無理な筋力トレーニングは必要ありません。まずは長時間同じ姿勢でいるときに一度立ち上がって屈伸運動をしてみたり、歩くときにいつもより少しだけ腕を大きく振ってみたりと日常生活にうまく取り入れてみましょう。

もちろん継続的に筋トレを行うことも重要です。筋肉の量が増えると、筋肉は全身に血を巡らせるポンプのような役割があるため血流が良くなります。結果的に肩こり知らずの体を手に入れられるでしょう。

まとめ

肩こりは肩回りの血流が悪くなっていることが原因だということがわかりました。今肩こりに悩んでいる方や肩こりを予防したいという方は、日常生活の中に軽い運動を組み込むようにするだけで効果がありますのでぜひ試してみてください。猫背など姿勢改善に悩まれている方は、専門のプロに相談してみるのもひとつの手段でしょう。

「SHUTUP&SQUAT」では個人の悩みに合わせたオーダーメイドプログラムを、信頼できるトレーナーが提供しています。運動不足で肩こりに悩まされている方やストレスが溜まっている方など、ぜひ一度ご相談ください。

2024年7月
« 12月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031