うまくいかない「お腹痩せ」!その理由と即効性のある方法とは?

うまくいかない「お腹痩せ」!その理由と即効性のある方法とは?

ダイエットに関する情報に溢れる現代、だれもがその多くの情報に触れ、気軽にダイエットをはじめられる時代でもあります。とくに脂肪のついたお腹を気にして「お腹痩せ」をはじめてみようという方も、多いことでしょう。しかしいざはじめてみると、なかなか思うようにお腹痩せができないと感じている方も多いでしょう。

今日はなぜお腹痩せが思うようにいかないのか、即効性のある方法にどういったものがあるのかをみていきます。

お腹周りは太りやすい

人間の身体のなかでも、太りやすい場所のひとつである部位が「お腹」です。ぱっと見痩せている人でも、お腹だけ出てしまっているという人はいるかもしれません。まずはお腹周りが出てしまう原因に、どのようなものがあるのかをみていきましょう。

お腹周りに脂肪がたまりやすい主な原因

原因には生活習慣からくるものもあれば、女性ならではの理由といったものもあります。

基礎代謝の低下

性別に関わらず40代前後になると、お腹が出やすくなります。その原因は「加齢による基礎代謝の低下」です。人間の身体は年を取ると、細胞や各器官の働きに衰えが出ていきます。それにより基礎代謝が悪くなると、摂取したカロリーが燃焼しにくくなるのです。燃焼されなかった余分なエネルギーは、お腹周りの脂肪へと変化してしまうのです。

閉経後の女性ホルモン量の低下

女性は閉経後にお腹周りに脂肪がつきやすくなります。その理由は女性ホルモンの分泌量が低下するからです。エストロゲンという女性ホルモンは、脂肪がたまるのを抑制したり食欲を抑えたりといった働きがあります。そのエストロゲン分泌量が低下することにより、お腹周りに脂肪がつきやすくなるのです。

過度なストレス

ストレスがたまりやすいといわれる現代社会では、ストレスのたまり過ぎもお腹周りの肥満と関連することがあります。

過度なストレスがたまると、ドーパミンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌することがあります。このドーパミンが過剰に分泌されると、食欲が増してしまうのです。それによる食べすぎ・飲みすぎが、カロリーの過剰摂取につながりお腹に脂肪がつく原因となってしまうのです。

筋肉量の低下

ここまでの原因のほとんどは、お腹周りに脂肪がたまることによるものでした。しかしじつは脂肪がつかなくても、お腹周りが出てしまう場合もあります。それが「筋肉量の低下」です。

加齢や運動不足というのは、筋肉量の低下を招きます。筋肉というのは各器官を持ち上げ適正な位置に保つ役割があります。しかし筋肉量が低下すると各器官が持ち上げられなくなり、適切な位置からずれてしまうのです。内臓の位置が低下してしまうと、お腹が張り出してしまいます。

ポッコリお腹を引っ込ませるのには、時間がかかる

以上にあげたような原因により、お腹周りは出やすくなっています。それを解消するための運動や生活習慣の改善など、さまざまな方法もあります。

もちろんそれらの方法は効果が期待できるものです。しかし多くの方法は即効性がなかったり、早い効果が期待できなかったりするのです。そのため継続することが難しくなってしまったり、効果が出る前に諦めてしまったりする場合があります。ここでそれらの方法と、即効性が期待できない理由をみていきましょう。

時間を気にせず行う脂肪燃焼運動

人間が活動をする際には、基本的に脂肪が燃焼されます。そのなかでもとくに脂肪の燃焼効率のよいものが、交感神経の働きがよいときです。交感神経が副交感神経よりも優位に働いているときは、心拍数が上がり血管を拡張させる物質の影響で筋肉への血流が促されます。それにより基礎代謝がよくなるため、脂肪燃焼効率がアップする、比較的即効性のある方法です。

交感神経の働きがよいときとは、どういったときでしょうか。それは「朝の運動時」です。睡眠時は副交感神経が優位に働き、それに代わり交感神経の働きが優位になるのが朝です。朝の陽射しを浴びることも、交感神経を活発にする効果があります。そうして交感神経が優位になったときに運動を行うことで、より交感神経が刺激されます。基礎代謝がアップし、脂肪燃焼効果が高まるのです。

このことを知らずに時間帯を気にせず、やみくもに運動してもなかなか脂肪は燃焼されません。もちろん即効性も期待できません。効果が出にくいため、続けるのを止めしてしまうといった事態に陥りがちです。

過度な運動

すぐにお腹痩せの効果がほしいからといって、ハード過ぎる運動を行うのもNGです。過度な運動もお腹痩せの即効性はありません。その理由は「運動がストレスになるから」です。

運動というのは、心身の健康に大きな影響をおよぼします。しかし過度な運動は、ストレスの発生につながります。ストレスを感じてしまうとストレスに関するホルモンが、溜まりやすくなるのです。それにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、脂肪の燃焼が難しくなるのです。これも即効性・継続性のない方法といえるでしょう。

過度な食事制限

過度で急激な食事制限を行うことも、お腹痩せの即効性が期待できません。こちらの理由もさきほどと同じでストレスとなります。食べたいものが食べられない、好きなものが食べられない状態は、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。食によるストレスは逆に肥満症や過食症といった、健康被害に繋がる恐れがあるのです。

まとめ

人間の身体のなかでも脂肪の溜まりやすいのがお腹です。その理由はさまざまで、加齢による基礎代謝の低下や筋肉量の低下などがあげられます。

お腹痩せを目的としたダイエットにはさまざまな方法があります。しかしダイエットという行為自体は、だれでも気軽に取り組めてしまうものです。過度な食事制限や過度な運動を取り入れがちでしょう。しかしこれらの方法は即効性がなく、効果が期待できません。お腹痩せなどのダイエットを効果的にするためには正しい知識を身に着け、正しい方法で行うことが大切です。

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